About

感受性が強く、
自分が嫌いだった子供時代。
これが私の原点かもしれない。

NEIGE 株式会社
代表取締役 谷本ゆき

小さい頃から感受性が強く、ささいなことで動揺したりちょっとしたことで傷ついたり、同級生との会話が合わなかったりと、人とのコミュニケーションが苦手でした。

感受性が強いというのは、敏感で繊細、感情が豊かという良さがある反面、他人の感情を敏感に感じとり、精神的ストレスを抱え込みやすいという面もあります。

短期間で何度も転校をして環境がめまぐるしく変わったことも、精神的ストレスとなり、人と関わることをなるべく避けていました。そしてこの頃から、自分や他人の心について考えていました。

感受性の強さに加えて、コンプレックスも多い子供でした。「あの子みたいにかわいくなりたい」「何で私はあの子のようにかわいくないんだろう」と、まわりの友達と自分を比較しては落ち込み、自分の欠点やだめな部分ばかりに目がいってしまう、コンプレックスばかりの自分に自信がない子供でした。今なら、コンプレックスも「自分のことをよく知っている」とポジティブにとらえることができるのですが。

自分を変えたくて
飛び込んだ芸能界。
だけど、心が苦しくて、つらい。

これまでの自分を変えたくて10代半ばに芸能界に飛び込みました。だけど、この芸能活動が、さらに自分を苦しめることに。

それでなくても綺麗な方ばかりの芸能界。感受性が強く、コンプレックスばかりの私は、ますます自分の欠点や嫌いなところばかりに目がいき、まわりと自分を比較しては落ち込む日々でした。だけど、せっかく得たチャンス。前の自分には戻りたくないという思いで頑張りました。だけど、頑張れば頑張るほど、心が悲鳴を上げる日々。とうとう摂食障害になってしまいました。

ドラマや有名な企業のCMが決まっていたにもかかわらず、心も体も悲鳴を上げて、結局、芸能活動は休止することに。

綺麗になりたくて、かわいくなりたくて、これまでの自分を変えたくて、だけど、心と体がついていかない。どうして自分は頑張れないのか、自分になんて価値はない、自分を責めてばかりでした。チャンスを得たのに、だけど、頑張れなかったという挫折という経験に、さらに摂食障害、重度のアトピー発症。この頃は本当につらかったです。

「かわいそう」「気持ち悪い」「私じゃなくてよかった」
人生に絶望した
重度のアトピーから学んだこと。

芸能活動を休止した頃、突然、重度のアトピーになりました。首から顔にかけて赤く腫れあがり、かゆさと痛さ、化膿した膿とひっかき傷で血だらけの顔。見るに耐えない状態でした。それまでは、とくに肌のトラブルもなく、どちらかというと健康な肌だったので、突然の肌の異変にどうしたらいいのかわからず、このときは本気で人生が終わったと思いました。

いくつものアトピー治療で有名な皮膚科に行きましたが、どの先生も「治すのは難しい」と言うばかり。処方されるステロイドはどんどん強くなっていきました。朝のはじまりは、膿でくっついた肌と枕をはがすところから。膿と血だらけの顔を鏡で見ることからはじまる1日のスタートは、絶望しかありませんでした。

「かわいそう」「気持ち悪い」「私じゃなくてよかった」と決して言葉には出さないけれど伝わってくるまわりの感情が、私の心をさらに追い詰めました。同世代の友達は、おしゃれやメイクをして、美しさに磨きをかけて人生を楽しんでいるのに、一方の私はというと、肌を見られたくないから外出もできなくなり、人にも会わず、家に引きこもる日々。「どうして私だけ…」と惨めで負の感情しかありませんでした。

そんな日々のなか、「アトピーでも可愛いから大丈夫だよー!」といつも明るく私を励まし応援してくれる母が、ある日、夜中にこっそり泣いているのを見てしまいました。

このとき、私は自分のつらいことばかりしか考えていなくて、自分のつらさが、まわりもつらく悲しい気持ちにさせてしまっていたことに気づきました。胸から熱いものがどんどん込み上げてきて、「自分でアトピーを治そう」と決心しました。

それからは、アトピー関連の書籍を購入。アトピーや肌について独学で猛勉強しました。今度こそあきらめたくなくて、もとの肌に戻りたくて、自分のためにも、まわりの大好きな人たちのためにも必死でした。そして、毎日自分の肌に向き合いながら、食生活の改善、スキンケアや生活習慣の見直し、あらゆることを試して、数年かかって重度のアトピーを自分の力で克服することができました。

アトピーを克服するまでは、日によって良くなったり、悪くなったりと、期待と裏切られた気分の繰り返しで、精神的には疲れ果てていました。だけど、自分の肌を信じて肌に向き合う日々は、私の心も強く鍛えてくれたと今では感謝しています。

結婚、妊娠、出産、離婚。
人生の再スタートは
自宅の一室から。

体調も落ち着き、重度のアトピーを克服した経験から、肌の悩みや美しさをサポートできる美容業界に飛び込みました。お客様がどんどん綺麗になっていく仕事は楽しくて、無我夢中で取り組んでいたらトップエステティシャンに。その後、マネージャー就任、人材教育なども任せてもらえるようになりました。人を育てることへの喜びを感じる一方、自分がやりたいことは、単純に肌を綺麗にすることだけじゃないと、このとき思いはじめました。

プライベートでは、結婚、妊娠、出産、離婚をいっきに経験することに。出産のために退職をしていたので、無職で子供を抱えての離婚は苦しい決断でしたが、不思議と不安はなく、怖くありませんでした。それは、美容業界に飛び込んで、自分のやりたいことが見つかっていたからかもしれません。

とはいえ、最初は資金がなかったので、プライベートサロンを自宅の一室からはじめました。わたしがやりたかったのは、女性の肌を綺麗にする見た目だけの美しさではなく、心にも寄り添い内側の美しさも引き出すこと。なので、プライベートサロンは1日3組限定にして、一人ひとりのお客様に丁寧に向き合いました。

サロンでは、お客様とプライベートな話も交えながら施術をさせていただくのですが、肌や体だけではなく、心も軽くなったとお礼の言葉をいただくようになりました。このとき、これまで悩んでいた自分の感受性の強さが誰かの役に立つこと、そして、「ありがとう」という感謝の言葉で、自分は自分のままでいいのだと、ありのままの自分を認めることができた瞬間でした。

ありがたいことに、自宅の一室からスタートしたプライベートサロンは、お客様の口コミで広まり、以前から考えていた、肌だけではなく、心のサポートもできる美のプロフェッショナルを育てる日本心理美容カウンセリングアカデミーを創設、全国にフランチャイズ展開するまで大きくなりました。

自分の肌に触れるスキンケアは、
自分自身に向き合う大切な時間。

自宅の一室でプライベートサロンをはじめたときから、いつかは化粧品を作りたいと思っていました。それは、アトピーを克服したとはいえ、肌は敏感で弱く、自分が使える化粧品が限られていたことも理由にありますが、一番の理由は、お客様にサロンだけではなく、自宅でも肌と心をケアできる時間を提供したかったからです。

家事、育児、仕事と忙しい日々の中で、じっくりと自分に向き合うことができるのは、自分の肌に触れるスキンケアの時間だと私は思っています。そして、私がアトピーを克服できたのは、自分の肌に向き合ったスキンケアの時間があったからこそだと思っています。

とくに1日の終わりの夜のスキンケアは、ゆっくりと鏡を見ながら、その日にあったことを振り返ったり、肌の調子を確認したりと、自分自身に向き合うことができる時間なのではないでしょうか。

だから私は肌だけではなく、自分自身に向き合い心もケアすることができる化粧品を作りたいと思いました。だけど、肌も心もケアする化粧品をつくりたいと思っても、最初はなかなかうまくいきません。調べて、勉強して、原料や工場を探して、たくさんの方に協力をしてもらいながら、ようやく完成したのですが、着想から形になるまで8年もかかってしまいました。

沖縄県の久米島の海洋深層水や、幻のオイルといわれているモリンガオイルなど、配合している成分の一つひとつに並々ならぬ想いとこだわりを詰め込んでいますが、とくにこだわったのが使い心地です。

使い心地にこだわったのは、化粧品は肌に直接触れるものだから。質感がよくないと、それだけでストレスになってしまうし、自分の肌と心に向き合うことなんてできません。サラッとしすぎず、かといって、ベタっとしない、この質感の調整は何度も何度も繰り返しました。

La vieに込めた想い、
“人生を慈しみ、
命を輝かせて生きる”

“La vie”とはフランス語で“命・生命”という意味なのですが、“人生を慈しみ、命を輝かせて生きる”という想いをブランド名に込めています。

心が苦しくて摂食障害になったり、突然重度のアトピーになったり、あの頃の私は、いつもネガティブで、悲観的で、死にたいと思ったことさえありました。

だけど、母の涙を見て、負の感情は自分だけではなく、まわりさえも負の感情で満たして不幸にしてしまうこと。そして、ありのままの自分を認めることができたとき、人生が切り開け、自分を慈しむことの大切さに気づきました。

慈しむという言葉には、“愛する、かわいがる、大切にする”という意味がありますが、自分を慈しむことができたとき、私の人生は、エネルギーに満ち溢れるものに変わりました。La vieが、お客様の肌を、心を、そして人生を慈しみ輝かせるパートナーになれたらと願っています。

La vieに込めた想いを実現するために、化粧品のリリースだけではなく、京都にカウンセリングサロン「La vie」を同時にオープンします。このサロンでは、肌の相談だけではなく、エステ、心、ファッション、メイクに関する相談も受ける、理想の自分になるためのトータルサロンになります。

心の相談というと、なんだか敷居が高いイメージがありますが、カウンセリングサロン「La vie」は、カフェのように気軽に来てもらえるようなイメージで店舗デザインをしました。肌の相談はもちろん、心のデトックスや自分に合った生活習慣の相談、疲れた毎日を過ごす自分を癒す場所として、カフェにお茶を飲みに行くような気軽な感覚で遊びに来ていただけたら嬉しいです。

スキンケアのラインナップは、ローション、6種類のカラーボトルセラム、オイルの3ステップになります。心のケアのためにこだわったのが6種類のカラーボトルセラムになります。「色」からなりたい自分に、「効果」から理想の肌に、「香り」から心をケアと、肌と心はつながっているからこそ、「色・効果・香り」とあらゆる方向からアプローチして、美しさを引き出すサポートをします。

店舗はどんどん増やして拡大するという方法は考えていません。一人ひとり、丁寧にカウンセリングさせていただき、丁寧に広げていけたらと考えています。

そして、La vieの信念に共感していただいたお客様と一緒に、肌と心の美しさの連鎖を起こしていけたらと願っています。とはいえ、最終的には私の人生の目標である“世界中を溢れる愛で包み込む”を実現するために、世界中に肌と心の美しさの連鎖を起こしたいという野望はあります。笑

笑顔と優しさで溢れた人生を。
そのためにLa vieができること。

10代から20代にかけての私は、感受性の強さに外見のコンプレックス、摂食障害に、アトピーと、心も肌も体も敏感で、心が苦しくてつらい日々でした。だけど、自分で自分を苦しめていたこと、自分に欠けていたものは、自分を認めてあげることだと気づいたとき、やっと、自分の人生を楽しむことができるようになりました。

だけど、心が苦しくて、つらかった経験があったからこそ、肌と心のケアをするLa vieは生まれたのかもしれません。La vieは私の人生を凝縮した化粧品で、La vieをつくるために、試練ばかりの人生だったのだと納得してしまいそうです。自分を認めるためには、日々、自分自身に向き合い、自分を感じる時間を持つことが大切です。自分の手で肌を包み込み、手の温もりを感じるスキンケアは、まさに自分自身と向き合うことができる大切な時間。

もし、今、迷っていることがあったら、
もし、今、悩んでいることがあったら、
もし、今、自分を好きになれなかったら

La vieが前向きで明るい未来へ向かう後押しをします。

そして、La vieを通して、内面の思考や感情、自分を大切にする心の美しさがあってこそ、本当の美しさにつながること、私が心と体を削って得た人生を楽しむ方法をたくさんの女性に伝えることができたらと願っています。

La vieでたくさんの美しい笑顔がうまれますように。
どうぞLa vieをよろしくお願いいたします。

理念

La vieが提唱する“HOSMETICS”とは

Hospital

心も肌も癒やす“場所”である

Hospitality

ひとり一人考えた心を込めた“おもてなし”を提供

Hospitce

既存の化粧品でジプシー化した人々の“最後の砦”となる

Human

人間、美だけではなく“人”を考える

会社概要

運営 NEIGE株式会社
代表取締役 谷本 由希
資本金 1,000万円
本社 〒610-0353 京都府京田辺市松井ケ丘3丁目1番地1-1棟1階2号室
事業内容
  • エステティックサロン、アロマテラピーサロン、リラクゼーションサロン、カウンセリングサロンの経営
  • 化粧品、アロマテラピーの用品の企画、販売
  • 健康食品の企画、販売
  • フランチャイズシステムによるエステティックサロンの募集、指導
  • フランチャイズシステムによる自社ブランド化粧品の販売店の募集、指導
  • 化粧品の販売代理店業
  • セラピスト、カウンセラー、エステティシャンの育成及びそのコンサルティング業務